
スキー場の激坂一気登り!景色抜群。
「湯沢スカイエクストリーム27㎞のコースを知りたい」
「湯沢スカイエクストリームの特徴を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
湯沢スカイエクストリームはこんな大会
ガーラ湯沢スキー場をスタートし、ゲレンデの一気登りやトレイルの下り、気持ちよく走れる林道などバリエーション豊かなコースを走り抜けるトレイルレース。標高が高く景色が最高です。
2019年が第二回大会の新しいレースで、標高差1400mの登りがある55㎞の部と27㎞の部、15㎞の部があります。
この記事は湯沢スカイエクストリーム2019の27㎞の部に参加した経験から作成しました。
湯沢スカイエクストリームのくわしい情報
開催時期
6月中旬
- 2018年 6月17日(日)
- 2019年 6月15日(土)
2019年はトレイルランの大会では珍しく土曜日開催でした。
スタート時間
- 55㎞ 9:00
- 27㎞ 12:00
- 15㎞ 13:00
早起きが苦手な人にやさしい時間。制限時間でのフィニッシュだと暗くなるためライトが必携品です。27㎞はエントリー数129名で、5分前にわらわらと集まってのんびりスタートしました。
コース(27㎞)
- 距離 27㎞(実際の距離は25㎞前後かな?)
- 最高地点 1200m弱
登りはスタート直後の標高差600mと中盤の標高差500mの2回。登りと下りがはっきりしていてストレスの少ないコースでした。距離は27㎞ないと思います。A1の後のフラットな区間が高低図よりも短かったので、そこで誤差が出ているのかなと。
スタートからA1、A1からフィニッシュに分けて紹介します。
【スタート~A1】急登とスリッピーな下りがポイント
スタート直後から5㎞で標高差600mを登ります。傾斜はかなり急。歩きを基本に進んでいくのがおすすめです。冬季にはスキーで下る道とゲレンデで3㎞ほど登るとトレイルに入ります。トレイルの登りはそれほど急ではありません。
登り切ってロードを少し走り、往復で通る栄太郎峠のエイドを通過したら下り。下りは滑りやすく荒れた路面も多いので慎重に進みましょう。谷側がゆるんでいて、踏み抜きやすい場所もあります。
下り終えると川沿いの林道を3㎞~4㎞進みます。ここは気持ちよく走れるパート。リズムが良ければスピードを上げていくといいですね。林道を終えて500mほどロードを走るとA1「道の駅みつまた」です。
【A1~フィニッシュ】後半のゲレンデはロストに注意
A1「道の駅みつまた」で折り返して同じ林道を再び走る。他の選手との位置関係もここでわかります。
高低図だと3㎞ほどになっていますが、実際には2㎞ほど林道を走り急登に入ります。送電線沿いの作業道を延々と登るこのパートはかなりきつい。整備されたトレイルではないので足元に気を付けながら進みましょう。
作業道をしばらく登って標高を上げたら、ロードの軽いアップダウンを走って「栄太郎峠」のエイドに到着。ここから先でガーラ湯沢のゲレンデ内を迂回するパートがあり、とてもロストしやすいので要注意。ゲレンデなので表示が見つけにくく僕もしばしウロウロしました。少し進んで表示がなければ戻りましょう。
ラスト3㎞は序盤に苦しめられた急坂を一気に下ります。急すぎて気持ち良く走るのは難しいものの、眼前に広がる湯沢の町並みと山々に迎えられて「帰ってきた!」と深く感じる下りです。下り始めではるか向こうに見えた町が急激に迫ってくるのは、他のレースではなかなか経験できません。
今年はギリギリ天気がもって絶景を眺めることができました。梅雨時期なのに幸運です。
距離表示
なし
トイレ
ガーラ湯沢のスキーセンター「カワバンガ」が会場で、十分な数のトイレがあります。
受付
- 55㎞ 7:00~8:00
- 27㎞ 9:00~11:00
- 15㎞ 9:00~11:00
※前日受付もあり。
参加賞
キャップとエコバック
応援
エイドステーションが設置される「道の駅みつまた」には駐車場もあるので、車があれば応援に行けます。
エイド
27㎞の部では約5㎞と11㎞、17㎞の3か所。コーラなどのドリンクとバナナなどの軽食があります。
制限時間・関門(27㎞)
制限時間 6時間30分
- 11㎞地点 3時間
- 17㎞地点 4時間30分
装備
2019年大会の必携品は次のとおり。必携品に距離による違いはありません。
ライト、雨具、防寒具、行動食、熊鈴、コースマップ、コンパス、1リットル以上のドリンク、救急用具、携帯カップ、携帯電話
シューズはトレイル用がおすすめ。スタート直後の登りを終えた後の下りがかなりスリッピー。石をちょんちょん踏みながら川を渡るところもあり、ロードシューズだと厳しいでしょう。
記録証
完走後に即発行
荷物預け
荷物預けはなし。荷物を置けるスペースが準備されます。
着替え
会場がスキーセンターのため男女別に更衣室があります。
食事
フィニッシュ後にタケノコ汁、焼きそば、フランクフルト、ミネラルウォーターが振舞われました。会場のスキーセンター内の飲食店は営業していません。
お風呂
会場のガーラ湯沢目の前に健康ランドがあります。会場のスキーセンター内のお風呂は営業していません。
ゆざわ健康ランド
入浴料:1,000円
※深夜入館料は2,700円。仮眠できます。
http://nishikigoi-land.com/
アクセス
上越新幹線「越後湯沢駅」から2㎞。駅からシャトルバスの無料送迎があります。なお、「ガーラ湯沢駅」は営業していない時期です。
参加費(2019年)
- 55㎞ 11,000円(学生6,000円)
- 27㎞ 8,000円(学生4,400円)
- 15㎞ 6,000円(学生3,200円)
2人で参加すると安くなるペアの部もそれぞれの距離であります。
大会Webサイト
思ったこと
分岐の表示がわかりにくい場所が数か所ありました。「違うかな」と思ったら一度立ち止まって周囲を確認してみてください。スキー場のゲレンデがコースに含まれるので、ロストするとコースに戻るための登り返しが大変です。
僕は・・・
2:37で1位でした。
スタート直後から標高差600mを登るレアなコース設計が楽しかった。スタート直後のギラギラした展開が苦手なので、穏やかな感じでスタートできるのはいいですね。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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