
(この記事は2019年6月14日に更新されました。)
「ワラーチとは何か知りたい」
「ワラーチで走るメリットとデメリットを知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
ワラーチとは何か?
メキシコの先住民族タラウマラ族が着用するサンダルで、彼らはワラーチを履き100㎞を超える超長距離レースで活躍しています。タラウマラ族とウルトラランナーの競い合いを描いた「BORN TO RUN」という本でワラーチが一躍注目を集めることとなり、最近ではフルマラソンの大会で履く人をよく見かけます。
一見、何かの主張があってやってるのかなと思いがちなスタイルですが、実はランニングパフォーマンス向上のためにメリットのある履物なのです。
ワラーチでランニングするメリットは?
- 素足感覚で走れるので足が本来持つ衝撃吸収機能を生かせる
- 着地時の衝撃が大きいため体が自然に負荷のない走り方をしようとして、故障しにくい走りが身につく
- フォアフット走法やミッドフット走法を習得しやすい
- 履いていて気持ちが良い
ランニングシューズは機能性を求めるあまり、人間本来の走りから遠ざける道具になっていると考える人もいます。ワラーチはランニングシューズの対極にあり、人間本来の走りに近づけるとしてワラーチで走ることを選択する人もいるのです。
ワラーチでランニングするデメリットは?
- 石などを踏んでケガをするリスクがある
- フォアフット着地やミッドフット着地になるため、ある程度の筋力や走力がないと慣れるまでに故障するリスクがある
僕も裸足で走ってみた
ワラーチで走ったことはないですが、同じく話題の裸足ランをやってみようと思い舗装路を数キロ裸足で走ってみました。思ったよりも走れるし、確かに裸足やワラーチはフォアフット走法やミッドフット走法を身につけるにはよいですね。靴を履いていなければ自然とつま先付近で着地するようになります。
しかし、やっぱり何かを踏み一撃でケガするのは恐ろしい。僕は今後もシューズを履いて走ろうと思います。
まとめ
- ワラーチで走ると故障しにくい走りを身につけられる
- フォアフット走法やミッドフット走法の練習にも使える
- 石などを踏んでケガをするリスクがある
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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