
(この記事は2019年9月25日に更新されました。)
「サブテンの意味を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
サブテン(サブ10)とは?
「サブ」には「下」「次」などの意味があり、「サブテン」はフルマラソンだと2時間10分未満でのフィニッシュを指します。100㎞のウルトラマラソンでは10時間未満で走ることです。フルマラソンでの「サブテン」は競技者として一流、100㎞の「サブテン」は市民ランナーとして実力者の領域だと言えるでしょう。ここからはそれぞれを深堀りしていきます。
フルマラソンでのサブテン
フルマラソンでのサブテンは、世界レベルで戦うための一つの目安と考えられてきました。最近ではケニア・エチオピア勢の躍進が凄まじくサブテンでは勝負に加われない面もありますが、日本のマラソン界では今でも一流の競技者と認められるための一つの基準と言えます。
サブテンを出すためには1㎞あたり3:04のペースで走ることが必要。後半のことを考えると3:00/km前後で序盤は走る選手が多いでしょう。
川内優輝選手のサブテン回数は驚きの13回
サブテンの回数で群を抜くのが川内優輝選手。2019年9月現在でその回数はなんと13回。
2017年7月のゴールドコーストマラソン以降サブテンからは遠ざかっていましたが、2019年3月10日(日)のびわ湖毎日マラソンでは2時間9分20秒で快走。久しぶりにサブテンを達成しています。
ウルトラマラソンでのサブテン
ウルトラマラソンでのサブテンは市民ランナーグランドスラムの一角。市民ランナーグランドスラムは「フルマラソンサブスリー」「100㎞サブテン」「富士登山競走山頂コース完走」の3つです。
100㎞をサブテンで走るためのペースは1㎞あたり5分59秒。ペースは速くないものの、ひたすら動き続けるスタミナが必要です。あと、ロードの100㎞ウルトラマラソンはめげずに走り続けるメンタルが超重要。トレイルに比べて景色やコースの変化が少ない分、淡々と足を前に出す根気が求められるのも特徴です。
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1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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