
(この記事は2019年7月23日に更新されました)
太もも強化はトレランには欠かせない。
「トレランで筋肉痛になりやすい部位を知りたい」
「なぜトレランで太ももへのダメージが大きいか知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
トレランでは大腿四頭筋に筋肉痛が出やすい
僕はレースで追い込んだ時、トレイルでは太もも前側の大腿四頭筋が主に筋肉痛になります。ロードの時はふくらはぎに筋肉痛が出る傾向にあり、明らかにダメージを受けている部位が違うと感じています。
個人差は当然ありますが、トレイルで大腿四頭筋が痛くなる人は多いのではないでしょうか?
大腿四頭筋は着地筋なのでトレランで酷使される
トレイルで大腿四頭筋に筋肉痛が出やすいのには訳があります。
大腿四頭筋は「着地筋」とも呼ばれるように、下りでの衝撃を吸収する役目を持っています。トレイルの大会では、普段の練習よりも思い切って下ることになるので、大腿四頭筋は必死になって着地衝撃を吸収することに。結果として筋肉組織が破壊されてひどい筋肉痛になるのです。
この作用を利用したのが「峠走」だと言えるでしょう。トレイルよりもダメージの大きいロードの下りを速いスピードで走ることにより、大腿四頭筋にダメージを与えて超回復による筋肉の成長を狙います。
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ロードの下りが長いトレイルレースでは筋肉痛が悪魔的
同じくらいの距離のレースでの筋肉痛のひどさを比較してみると、僕がダメージを負いやすいレースがわかってきました。ロードの長い下りがあるレース翌日の筋肉痛が際立ってひどいのです。
6㎞続く傾斜がきついロードの下りがあるハセツネ30kはその典型。いつも翌日は歩くのもままならないほどのダメージを負っています。トレイルの下りは得意なのに、ロードの下りは何だかダメなんだよなー…。
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まとめ
- 大腿四頭筋は「着地筋」とも呼ばれる
- 下りでは主に大腿四頭筋が使われる
- ロードの下りでは特にダメージが大きい気がする
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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