
(この記事は2019年8月31日に更新されました。)
「シンスプリントとはどんな症状か知りたい」
「シンスプリントの対策方法を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
ランニングで起こりやすい「シンスプリント」とは?
「すねの内側がちょっと痛い…」。その症状は多くのランナーを悩ませるシンスプリント(shinsprints)かもしれません。シン(shin)は「すね」、スプリント(sprint)が全力疾走を意味し、ランナーなどに多いオーバーユース症の一種です。
ジャンプやランニングを繰り返すことによって起こり、2割以上のランナーに発症するとも言われます。原因はフォームの乱れや硬い路面、シューズなど様々ですが、その主な原因はオーバーユース、つまり練習のし過ぎです。
繰り返し繰り返し、ふくらはぎの「ヒラメ筋」などがすねの骨膜を引っ張ることで骨膜炎が起きます。症状が出る部位はすねの内側、真ん中より下が多く、初期の段階ではそれほど痛みません。走ろうと思えば走れるのが厄介。無理して続けるうちに症状が悪化しやすい特徴があります。
痛みがある状態でランニングを続けると、疲労骨折へつながるケースもあるので上手に症状をコントロールするのが肝心です。
僕も時々軽いシンスプリントになる
僕はポイント練習の質と量を上げるなどすると、容易にシンスプリントになります。幸いひどい状態には至らないのですが、2週間~3週間程度は走った時に微妙な痛みが出るため練習の強度が上げられません。中途半端な痛みが持続するので、ストレスの大きい症状ですね。
ランニングで発症したシンスプリントの対策
基本的には症状に応じて練習量を減らす、または完全に休止するのが最も効果的な対策でしょう。とにかく無理は禁物。無理をすると疲労骨折につながる可能性もあります。シンスプリントになっている時は硬い路面での走行も避けた方がいいですね。すねに痛みがある時は芝生や土の上で走ると負荷が軽く痛みが出にくいです。
なお、シンスプリントなら様子を見ながら練習できますが、疲労骨折だったなら即座に練習を中止する必要があります。不安な時には医師の診察を受けたほうがよいでしょう。
僕のシンスプリント対策
- ロードではなく不整地などでのジョグを中心にする
- ポイント練習をした後はすねの様子を見つつメニューを調整
軽度のシンスプリントが多いので、様子を見ながらトレーニングは継続しています。無理はしないことを最優先にしながら。
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1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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