
「ムリしてもいいことない…わかっちゃいるけど」
「休む判断ができるのも大事な資質」
この記事ではそんなことをつらつらと書いてみました。
迷いながらもポイント練習決行→無念の悪化
最近アキレス腱周りの調子が悪いのでポイント練習を1回パスするか悩んだ末、前日のLSDで痛みがほとんどなかったので決行。結果、スタート直後からペースが上がらず練習はグダグダ。さらに、ラスト10mくらいで患部からパキッと音がして痛みがグッと強まる悲しみの結末となりました。
「ジョグにしておけばよかった」と思っても時すでに遅し。しばらく練習量を落としながら回復に努めます。
今までの経験から、故障中はムリせず早く治すことが一番なのはわかっていたつもりだったのに。なんくるないさの精神で大失敗。ランニングは石橋を叩いて叩いて壊れるくらい慎重に進めていく方がいいことを改めて学びました。
ためらわず休めるかどうか?コレも大事な資質
ランニングは継続性が求められる種目なので、走ることが好きになればなるほど、だんだんと休養の判断が難しくなっていきます。2~3日完全休養すればよくなるケガでも、無理して数か月走れなくなるなんてこともザラ。他の人からしたら「いや、そこは休めよ」と思う場面でも、走れるんじゃないか?と迷ってしまうのです。
実際には、数日間休んだくらいじゃパフォーマンスはほとんど低下しないというのが定説。大きなケガで数日どころか数か月休んだ一流ランナーも案外早く元の走力まで戻していますよね。生理学的にも、一度到達した走力まで戻すのはそれほど難しくないそうです。
頭ではわかっている。でもスパッと休むのは難しい。だからこそ、ためらわず休めることも大事な資質だと思うのです。練習を継続するために必要なのは、故障の芽を早い段階で摘む能力。「無事これ名馬」を実践するために、休む力を身につけたいものです。
体は消耗品。大事に大事に使わないと
体は消耗品です。しかも30代を過ぎたあたりから急激に消耗スピードが速くなるし、膝や腰など消耗しやすいパーツもあります。残念なことに(やむない手術などをのぞいて)交換は不可。使えば使うほど消耗するし、手入れしなければパーツの寿命が縮んでいくのは道具と同じです。
「今は無理が利いても、将来的に大きなダメージになってかえってくるよ」。20代前半の頃に様々な場面で聞いた言葉を胸に、体をいたわりながら生活していこうと思います。まずはアキレス腱をスーパーケア。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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