
(この記事は2019年6月20日に更新されました。)
前日は走るのか?休むのか?
「フルマラソン前日の過ごし方を知りたい」
「前日に走って効果があるか知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
フルマラソンの前日は「完全休養」か「軽めの練習」
フルマラソン前日は「完全休養派」と「走る派」に分かれます。走るといっても軽めのジョグやレースペースで短く走る刺激走程度で、総じて軽めの練習でしょう。前日の過ごし方は人それぞれで正解はありません。落ち着いて過ごせるのが一番ですね。
僕は完全休養派。その理由は次の3つです。
速くならないし遅くもならない
テスト勉強では、開始直前に見たところが出題されることもあり最後のあがきが肝心。
一方でマラソンの場合には長期的な練習で実力をつけていくものなので、前日に練習をしたところで速くなることはありません。また、1日だけ練習をしなかったところで遅くなることもありません。
すでに大会に向けた走力は決まっています。後はそれを出し切れるように調整するのが大切。僕は、実力が変わらないならば疲労をできる限り抜くのがいいかなと考えています。
「走りたい」気持ちが高まる
レースに向けて練習を積んできていると、走ることが当たり前になっているでしょう。前日を完全休養日にして精神的にいったんリセットすると、僕は走るモチベーションが高まります。
当日スタート前に「走りたい」気持ちが強くなるのでおすすめ。僕はレース2日前も30分のジョグのみにとどめることが多いです。普段毎日のように走っているのに2日間ほとんど走らないと、禁断症状的に走りたくなりますね。
思わぬケガのリスクを避ける
遠征の場合には自宅ではなく見知らぬ土地で前泊することになります。慣れない場所で、しかもレース前日の高揚した精神状態で走ると思わぬ段差につまずくなどしてケガをするのが怖い。うっかりミスでケガをすると悲しすぎるので、前日はしっとり過ごします。
フルマラソンの前日練習は自分が安心できる方法で
僕は完全休養にした方が肉体的・精神的に落ち着くので練習はしません。
いつも通りの練習で気持ちが落ち着く人もいますし、自分が精神的な安寧を得られる過ごし方がベストですね。ランニングへの取り組みは全てにおいて個別性が高いですが、前日の過ごし方は特に個性が表れるところです。
まとめ
- 完全休養にすると思わぬケガのリスクを避けられる
- 前日に走っても走らなくても走力は変わらない
- 自分が安心できる過ごし方が一番
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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