
「レース前日のお酒はパフォーマンスに影響するか?」
「飲み過ぎた翌日のレースはどうなった?」
この記事ではそんなことをつらつらと書いてみました。
飲まない方が無難。わかっちゃいるけど…
レース前日の飲酒は控えたほうがいい。以下のような体への影響を考えるとそうでしょう。
- 脱水の促進
- 睡眠の質が低下する
- 肝臓にダメージを負う
でも、レース前日に外せない飲み会が入ることもあるだろうし、緊張してどうしても飲みたくなることもありますね。
一点の染みもない準備をして臨みたいレースを別にすれば、前日に多少飲むのは問題ないかなと僕は思っています。気分がほぐれて良い結果につながることもあるかもしれませんし。
ただ、一定量を超えるとレースに影響が出るのは避けられません。僕は最近酒量が減ってきましたが、昔はソコソコ飲んでいたのでレース前日に飲み過ぎて失敗することも多々ありました。レースでの失敗談を書いてみます。
レース前日の爆飲みで地獄の二日酔い
毎年11月に行われる千葉県の成田POPラン(ハーフ)前日に、大学時代にかじっていたカバディの集まりがありました。ジョッキが到着したら次のジョッキを注文するハイペースでガンガン飲み進め、終電で帰宅。1時30分頃に自宅に到着し眠りについたのです。
成田までは2時間以上かかるため5時に起床したところ、絶望的な二日酔い。こっそり摂取したヘパリーゼだかウコンだかは全く効果がなかった模様です。上から下から色々漏れ出てきそうな状態なので、電車で移動するのも難儀。前日の自分を呪いつつ、必死で成田まで移動しました。
体調がだいぶ回復してきて無事に出走するも気分はすぐれない。当然ながらパフォーマンスは低い状態ですが、徐々に回復してきて当時の実力から考えたら意外といいタイムで走れました。確か1時間16分くらい。
ただ、脱水がひどいと感じたので二度とやるまいと思っています。走っている途中に喉が渇きすぎて、毎回の給水所でスポーツドリンクを取ってガブガブ飲みました。これが爆飲みの代償か…と思いながら。冬のレースだから水分補給の頻度を増やすことで安全に走り切れましたが、春・夏だったら危険です。
飲むにしても二日酔いにならない「適度な飲酒」にとどめるのはマスト。僕のように、飲み始めると勢いがついて加速するタイプの人は飲まない方がいいですね。スパートするのは翌日にとっておいた方が楽しいし、レースが終わればゴクゴク飲めます。
そういえば「酒は百薬の長」という言葉には続きがあります。それは「万の病は酒よりこそ起これ」。うむ、それでもやめられない。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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