
「オーバープロネーションの意味が知りたい」
「プロネーションによる体への影響を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
プロネーション(回内)とは?3つのタイプがある
プロネーションとは、着地する際にかかと付近が内側に回転する体の動きのこと。着地衝撃を和らげるために必要な仕組みですが、過度に回転したり、回転が足りなかったりすると衝撃が強くなり故障につながります。
3つのタイプのプロネーションがあるのでそれぞれ見ていきます。ニュートラルプロネーションは適切な回内が保たれている状態です。オーバーとアンダーだと故障のリスクが高まることを知っておきましょう。
内側へ!オーバープロネーション
着地する時にかかと周辺が内側に倒れすぎるのはオーバープロネーション。一概には言えないものの、靴の内側がすり減っている人は該当する可能性があります。
不安定な着地を繰り返すことで、膝や関節に負担がかかりやすくなるので注意が必要です。
バランス良し!ニュートラルプロネーション
かかと周りが適度に内側に倒れるのがニュートラルプロネーションです。衝撃がしっかり和らげられる、理想的な回内です。
外側へ!アンダープロネーション(サピネーション)
かかと周りが内側へほとんど倒れることがないか、時には外側に倒れる場合にはアンダープロネーション。サピネーションということもあります。衝撃が大きくなり、着地ダメージによる故障をしやすくなるようです。
シューズの外側が削れやすい人は、サピネーションの傾向があるかもしれません。僕はシューズの中央外側が一番削れやすい。どちらかと言えばサピネーションに入りそうです。
プロネーションのクセを知っておこう
ランニング障害のほとんどは、着地衝撃が繰り返されることによって起きます。1回1回の着地でのダメージは小さくても、何万回と繰り返していれば積もり積もって故障につながるのです。
だからこそ、着地に直接影響を与えるプロネーションは故障の大きな要因となると言えるでしょう。
オーバープロネーションの人とサピネーション人では、シューズの選び方も変わってきます。メーカーによっては、プロネーションのクセに合わせたシューズも販売しているので、自分に合ったものを選んで故障を予防したいですね。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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