ポイント練習は一人よりもみんなで。社会的促進との関連

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燃えるカエル

インタバールやペース走などハードな練習を一人でやるのは大変。できれば仲間とやりたいですね。

でも、なぜ人と一緒にやると練習の質が高くなるんでしょうか。社会心理学と絡めながら考えてみます。

ポイント練習を一人でやるのはしんどい

僕はだいたい水曜日にポイント練習をやります。ランニングを始めてから4年半は一人でやっていました。

それを、2018年の8月から練習会に参加してやるようになったところ、練習の質が一気に向上。人と練習することで、1㎞のインターバルで10秒くらいは設定タイムが変わってくることを実感しました。もちろん、卓越した精神力の持ち主は一人でも変わらぬパフォーマンスを発揮すると思いますが、僕にはできません。

同じペースだから脚や心肺機能にかかる負荷は同じにも関わらず、明らかに楽に感じるのはホント不思議。レースだとさらにこの傾向が強くなりますよね。

3:30/kmで走れる距離

僕の走力だと、1㎞あたり3分30秒前後がポイント練習の基準ペースになります。ただ、このタイムで走れる距離は状況によって全然違う。

  • 一人でペース走 5㎞くらいでけっこうキツい
  • 集団でペース走 10㎞くらいでけっこうキツい
  • レース     ハーフまでは走り切れる

こんな感じ。人によっては一人での練習とレースが大して変わらない人もいると思いますが、僕の場合は開きがかなりある。だから週末はできるだけレースに出るようにしています。

なぜ、人と走ると楽か?

人と走ると楽になるのには、2つの理由があると思います。

社会的促進

人は社会的動物なので、程度に差こそあれ他人の存在を意識せずには生きていけません。そのため、他人と同じ作業または同じ空間で別の作業に取り掛かると、一人での作業よりも成果が大きくなる「社会的促進」という効果が働きます。

ポイント練習を集団で行うと質の高い練習ができるのは、「周りの目を無意識に気にする本能」「よく見られたいと思う自意識」によるところが大きいでしょう。

この「社会的促進」に加え、集団の圧力によって人間の行動が変化する「同調行動」という現象も理由の一つ。練習参加者全体のペース設定と周回数が決められると、できるだけそれを守りたいと感じますね。

アドレナリン

人はリラックス状態では自律神経の「副交感神経」が優位になり、興奮状態だと「交感神経」が優位になります。

人に囲まれている状況やレースのような特殊状況ではアドレナリンというホルモンが分泌されやすいです。アドレナリンは交感神経を優位にして呼吸効率のアップなど運動に有利に働く効果を生みだします。そのため、同じペースでも楽に感じる現象が起こるんですね。

一人の時にどこまで自分を律することができるか

走ることは、基本的に一人でやります。しかし、多分に人からの影響を受けていることもわかりました。

レースに目を向けてみると、ロードレースでは人からの影響を常に受けている状態でしょう。単独走になったとしても前後にそれほど距離が離れずに人がいます。さらに、沿道には応援してくださる人がいる場合も多いです。

しかし、トレイルランのレースの場合には完全に山中で一人の場合も多い。ここで、いかに自分を律してペースを落とさず、かつ上げすぎずに淡々と歩を進められるかが力を出し切るためのポイントになりますね。

 

 

 

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