
2019年は気温30℃超え!かぶり水は神か。
「野沢トレイルフェスのコースを詳しく知りたい」
「野沢トレイルフェスの特徴を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
野沢トレイルフェスはこんな大会
ゴンドラでゲレンデの頂上に移動してからスタートするダウンヒルレース。キッズやダウンヒルだけのレースもあるユニークな大会です。
この記事は2019年大会のロングの部に参加した経験から作成しました。
野沢トレイルフェスのくわしい情報
開催時期
7月下旬~8月上旬
- 2017年 7月29日(土)
- 2018年 8月4日(土)
- 2019年 8月3日(土)
真夏の開催なので暑さがハンパない!2019年は11時のスタート時点で野沢温泉周辺の気温は30℃以上ありました。
スタート(2019年)
- ロング 11:00
- ダウンヒル 13:00
- キッズ 16:30
ロングとダウンヒルはゴンドラで15分ほど移動してゲレンデの頂上付近からスタートします。ゆるい雰囲気で好みの位置に並べました。
コース(ロング)
- 距離 27㎞
- 累積標高 960m
ダウンヒルがメインの珍しい(唯一?)コースです。トレイルレースでは序盤に登って後半に下り基調のレースが多いですが、スタートから12㎞はほとんど下り。中盤に標高差500mほどの登りがある以外はペースを上げて走れるコースですよ。
★スタート~ジャンプ台広場(距離12㎞)
スタート地点は野沢温泉スキー場のゲレンデ最上部。ゴンドラで移動します。
スタートしてから5㎞弱はゲレンデの上部を巡るので、走れる適度な登りと下りが繰り返される感じ。5㎞あたりから一気に下ります。本当に、一気に。ゲレンデの下りではスピードコントロールが難しいです。速度を上げ過ぎると芝生で滑って転ぶので気を付けてください。
序盤の12㎞はダウンヒルメインなものの、10㎞前後で1か所だけ登りがあります。距離にして100mか200mですが、下りが長く続いていたので切り替えが難しいです。パワーハイクでサクサク進みましょう。
ダウンヒルを終えたら後半に入っていきます。
★ジャンプ台広場~フィニッシュ(距離15㎞)
後半は小菅神社前後の往復で同じコースを走ります。往路は下り基調で復路は登り基調。ゆるい傾斜なので余裕がある人は後半も走れますが、ダウンヒルと小菅神社の登りでダメージを受けた脚で走るのは容易ではありません。
2019年のコース図を見ると、ジャンプ台広場から小菅神社の登りに入るまではすぐの印象を受けますが、意外と距離がありました。後半15㎞のちょうど真ん中あたりに小菅神社がきたような気がします。
小菅神社への登りは標高差約500mで本格的なトレイルの登り。ダウンヒルではしゃいだ影響により思うように脚が動かなくてつらいですが、何とか進みましょう。
小菅神社には水場があるものの、2019年は枯れかけていてチョロチョロ出ていたくらい。あてにせずに、エイドでしっかり水分補給をしておくのが大切です。小菅神社以降はブナ林のフカフカトレイルを挟みつつ、急傾斜で一気に下ります。
来た道を戻り、最後にジャンプ台の下をくぐってロードの急傾斜を駆け下りたらフィニッシュです。
距離表示
5㎞ごと、残り2㎞、残り1㎞
トイレ
会場付近の施設トイレが使えるほか、ゴンドラで移動した後の頂上にもトイレがあります。頂上のトレイはスタート直前には多少混雑するので、できればゴンドラ移動前に済ませましょう。
受付(2019年)
ロングコースは当日8:30~10:00の受付でした。
参加賞
Tシャツ
応援
ゴンドラ乗車代は参加ランナーのみ無料なので、会場から200mほど歩いたところでダウンヒルパートを終えたランナーを応援するのがおすすめです。
エイド
1か所に設置。往路13㎞、復路24㎞で利用できます。
水やスポーツドリンク、コーラなどのほか、軽食はバナナやクラッカーなどがありました。灼熱のレースになったのでかぶり水が最高。
エイドステーション以外に天然水ポイントが2つあります。一つはエイドステーションのすぐ近くで、もう一つはコース中盤の登りを終えた小菅神社にあります。小菅神社の天然水は枯れかけていて出が悪かったので、エイドステーションで十分に補給した方がいいです。
制限時間
- ロング 6時間30分
- ダウンヒル 3時間
装備
携帯電話が必携装備のほか、ロングでは水分1リットル以上の携行が必要です。
2019年は気温が30℃を超えていて湿度も高く熱中症の危険性が高いコンデションでした。僕は1リットル持ってギリギリ。天然水は枯れている可能性もあるので少し多めに水分を持つと安心です。
記録証
完走後に即発行
荷物預け
会場に荷物預かり所がありました。
着替え
会場近くのトイレに着替えスペースがありました。
お風呂
会場は野沢温泉村に隣接していて、少し歩けば13ある外湯を楽しむことができます。外湯はさい銭箱に気持ちをそっと入れるスタイル。会場近くには大型の入浴施設「スパリーナ」もあります。
スパリーナ
入浴料:おとな700円・こども500円(3歳~小学生)
http://www.nozawaski.com/winter/facilities/arena.php
アクセス
★電車
電車の場合、JR「飯山駅」まで北陸新幹線かJR飯山線で行き、そこから直通バスに乗ると野沢温泉村に到着します。バスの所要時間は約25分。
または「飯山駅」からJR飯山線で「戸狩野沢温泉駅」まで行き、そこからタクシー約20分で到着します。
★車
東京方面からだと練馬インターから会場までがおよそ3時間です。
参加費
- ロング 7,500円
- ダウンヒル 5,100円
- キッズ 1,500円
大会Webサイト
http://www.nature-scene.net/nozawa/
思ったこと
ダウンヒルがメインのレースでは普段と違ったダメージがあります。ゲレンデの下りは足が斜めの状態で下り続けるため、つま先が靴の前に当たって痛みが出ました。レース後に見たら指の皮がペロペロ。事前に指にテーピングを巻くなどして対策するのがおすすめです。
また、スタートから12㎞の下りパートで飛ばし過ぎると太もも前側の大腿四頭筋にダメージが一気に蓄積されるのも野沢トレイルフェスの特徴。レース序盤の下りなので容易にペースを上げられるものの、多少抑えて後半に脚を残した方がトータルのタイムは良くなるだろうと思います。
そして真夏のレースなので暑さ対策は入念に。2019年はゲレンデ最上部でも暑さを感じさせる気温でした。ダウンヒルを終えてからは体に熱がこもって「ヤバイな」と思うくらい。水分は多めに持ってエイドのかぶり水を活用するのに加えて、ペースコントロールが大事ですね。
レース後に会場近くの川に入ったらギンギンに冷えていて最高でした。
僕は・・・
2時間27分で2位でした。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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