海外トレイルレース初参加!TMMT2018 70㎞参加レポ

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メラポー

(この記事は2019年8月17日に更新されました。)

「TMMTのコースを詳しく知りたい」
「海外レースの特徴を知りたい」

この記事はそんな方に向けて作成しました。

TMMT(海外トレイルレース:マレーシア)はこんな大会

正式にはThe Magnificent Merapoh Trail。頭文字をとってTMMTと呼ばれています。

マレーシアの首都クアラルンプールからバス4時間ほどで到着するメラポーで開催。洞窟が人気の地域で、レースでもダイナミックな洞窟を通ります。クアラルンプール付近から現地への直通バスやレース前後の宿泊施設も用意され、運営が丁寧で安心して参加できるのも特徴です。

この記事はTMMT2018の70㎞の部に参加した経験から作成しました。

メラポー

ブリーフィングに集結

TMMT(海外トレイルレース:マレーシア)のくわしい情報

スタート時間

  • 100㎞の部 午後9時
  • 70㎞の部  午前4時
  • 35㎞の部  午前7時

僕が参加した70㎞の部は午前4時スタートのため、スタートから400mほど離れた簡易宿泊施設で仮眠をとり、2時半頃に起床して準備しました。8月のマレーシアの日の出は7時頃のため3時間ほどが夜間走です。

100㎞の部は21時スタートのため速い選手は大半が夜間走。日本のトレイルのように整っていないので、足元に注意する必要があり精神的にも消耗します。

【2019年8月17日追記】2019年大会では100㎞のスタート時間が深夜0時になりました。70㎞と35㎞は変わりません。

コース(70㎞の部)

距離:70㎞
累積標高差:2026m

路面の割合はトレイル3・林道4・ロード2・川と洞窟1といったところ。厳しい登りは少なく、林道が中心のため走れるトレイルです。

ただし、トレイルと川・洞窟のパートでは急激にペースが落ちるのもTMMTの特徴。トレイルは荒い路面が多く、川は膝や腰まで水に浸かるためまともに走れません。パートごとに70㎞のコースの特徴を紹介します。距離は詳しく覚えていないのでアバウトです。

★序盤(スタート~22㎞)

22㎞までの序盤が一番テクニカルで走りにくい。夜間走のため精神的にも消耗するので、ここで無理をすると中盤からの走れるパートで苦しくなります。

スタートから4㎞は上り基調のロード。4km地点のCP1(チェックポイント1)を通過したらトレイルに入ります。草木がトレイルに覆い被さっている箇所が多いため手で払いのけながら進みました。コースがわかりにくい場所も多いので、テープや矢印を見逃さないように神経を集中させましょう。

CP2(13㎞)を過ぎると道がより険しくなります。このレースの特徴でもある洞窟走は22㎞までに集中。時には洞窟内の広い空間をライトで照らして「俺は今どこにいるんだろう」と感傷に浸るのも楽しいですよ。

夜間かつ慣れない海外で、トレイルも整っていないためロストの危険性は日本のレースに比べて格段に高いです。矢印やテープが見当たらないと思ったら冷静になって引き返しましょう。

★中盤(22㎞~53㎞)

中盤は時おり洞窟や川などを挟みながらもロードや林道が中心で走りやすい。反面、単調で似たようなパートも多く集中力が切れやすいと言えるでしょう。ゆっくりでも歩かずに走り続けられるとタイムが大幅に縮まると思いますよ。

なお、CP5~CP6~CP7の間隔は事前資料と大幅に違いました。CP5~CP6:12km、CP6~CP7:8kmのはずが、恐らくCP5~CP6:17km  CP6~CP7:3kmほどだったと思われます。CP7がすぐに出てきて驚きました。

2019年からは変わる可能性もあるので参考まで。

★終盤(53㎞~finish:70㎞)

終盤はなんと、合計4㎞にわたって川がコースになっていました。CP7(53km)を通過し2㎞ほど緩い林道を進むと突然川が現れます。ここからしばらくは川がコース。一部陸を通れる部分もありますが、基本的には水の中。膝上ほど、時には腰まで浸かる深さなので歩くので精一杯です。

川の流れに逆らっていくので疲労度はハンパない。一番長い川パートは約3㎞続くので通過に1時間近くかかりました。

川のパートを通過し終えたら林道を2㎞ほど登り、3㎞下ればCP8(63㎞)。エイドのクサ旨ドリアンで力をつけて先に進みます。残りはほぼフラットな林道とロードです。

ラスト7㎞のはずですが、ここの距離は2~3㎞プラスであったような気がします。

コースのマーキング

地面に立てた矢印看板と木や草に吊るすテープが数百メートルに一つはあり、丁寧にマーキングされていると感じました。夜間の単独走を除いてロストの危険性は少ないですが、数分進んでテープがなければ戻りましょう。

距離表示

なし。各エイドには距離表示あり。

トイレ

スタート地点に仮設トイレが8基ほど。

メラポー

受付

前日午前11時~午後6時まで、スタートから400mほどの距離にある学校の体育館にて。受付の際に装備品チェックも行います。必携品については後述。

参加賞

  • Tシャツ
  • 前日夜の食事
  • レース終了後の昼食
  • レース終了後の表彰式での夕食

完走すると…

  • フィニッシャーズTシャツ

メラポー

  • 完走メダル

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スタート

スタート30分前頃から付近に人がわらわら集まりだします。実際に並ぶのは5分前くらいで、好きな場所に並べます。お祈りをしてからスタート。

エイド

エイドの内容は充実しています。

およそ10㎞ごとにエイドがあり、氷で冷やした水・スポーツドリンク・コーラなどの飲み物のほか、スポーツバー、パン、ドリアン、ライチ風の果物、でっかいチキンなど食べ物も多数。お腹に不安がある人は、日本からジェルを多めに持っていくことをおすすめします。

関門

制限時間

  • 100㎞ 21時間
  • 70㎞ 14時間
  • 35㎞ 11時間

※直前にコース変更があったため、1時間延ばして上記の制限時間

関門

  • 100㎞の部 80㎞地点 17時間30分
  • 70㎞の部 53㎞地点 10時間30分
  • 35㎞の部 15㎞地点 7時間30分

記録証

なし。

食事

受付日の夕食、レース後の昼食、夕食が提供されます。70㎞の部と35㎞の部の参加者は、スタート直前の食事はないので購入しておきましょう。

スタート地点近くの商店が100㎞のスタート時間に開いているのを確認したものの、もしも空いていないと大変です。事前にクアラルンプールか昼食のために立ち寄るパーキングで何か購入することをおすすめします。スタート時にボトルに入れるミネラルウォーターもパーキングなどで買っておきましょう。

お風呂

受付会場の小学校で水を浴びられます。プールのような浴槽から桶で水をすくってかぶるスタイル。男女は分かれていなくて、ズボンなどをはいたまま浴びます。シャンプーなどは各自で用意。

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会場周辺

参加費(参考)

  • 100km 約10,000円
  • 70㎞  約8,000円
  • 35㎞  約5,500円

※1マレーシアリンギット=27円で計算
※早期申し込み価格。大会が近づくと値段が上がります。

申し込み期間の目安

2018年は3月頃に申し込み開始。すぐに定員が埋まることはなかったようです。

大会サイト

https://ja-jp.facebook.com/runningproject/

大会主催者のFacebook。TMMTの最新情報はここで更新されていました。

http://www.asiatrailmaster.com/

Asia Trail MasterのサイトにもTMMTの情報あり。

装備

★必携装備品

  • ヘッドライト
  • ザックにつける点滅灯
  • ボトル・ハイドレーション 1.5l以上
  • 携帯電話
  • ホイッスル
  • ファーストエイドキット
  • コップ(エイド用)
  • ジェル・食料
  • エマージェンシーブランケット
メラポー

受付での装備チェック

★どんな装備を用意すればよいか?

基本は日本でのトレイルランの装備と同じで大丈夫だと感じましたが、以下の点に注意すると快適です。

・タイツは履いた方がよい

草木が生い茂っている場所が多く、足が出ていると擦り傷を負うことがあるかも。

・手袋はなしか薄手

非常に暑いので手袋はしないか、薄手のものがいいですね。

・明るいライト

路面はかなり荒れている場所が多いので、明るいヘッドライトを用意しましょう。僕はハンドライトも用意しましたが、手を使うパートも多くヘッドライトのみの方が快適です。

・地図データのダウンロード

ロストして進み続けてしまうと海外では致命的なので、大会側から提供されるデータはスマホにダウンロードしましょう。

ドロップバッグの活用

100㎞の部は42㎞と80㎞、70㎞の部は31㎞と53㎞にドロップバッグを送れます。

ドロップバッグに靴と靴下を入れておき川渡りの後に変えたいところですが、タイミング的になかなか難しい。100㎞、70㎞ともに一つめのドロップバックが川の直後なので変えるとしたらここですが、しばらく進むとまた川が現れます。

2019年以降にコース変更があり、川渡りの部分が限られるか序盤に集まれば、靴を変えるのは有効でしょう。

エントリー・交通・宿泊情報

エントリーや交通、宿泊情報については以下の記事にまとめています。

>>【TMMT:海外トレイルレース】エントリーや交通、宿泊はどうする?

思ったこと

コースのワイルドさに驚いたのと、のんびりと歩いて無理せずゴールに向かう人が多いのが印象的でした。トレイルランニングが「頑張る」文化ではなく、ゆっくりと自然を楽しむ方法として浸透している印象です。

また、エイドやコースのマーキング、運営など、全てが当初持っていたイメージとは異なりとっても丁寧で安心できるものでした。

僕は・・・

11時間54分でした。

早い段階で体調が悪くなって、ゆっくりと進み何とか完走しました。移動、食事、前日の睡眠など、様々な要素に細やかに気を配るのが必須ですね。それでも環境の変化で調子を崩しやすいのが海外レースの難しさだと知りました。

 

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