TMMT(メラポートレイル)2018 70㎞参加レポ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
メラポー

マレーシアで開催。洞窟やジャングルを駆け、合計5㎞ほど川を進むワイルドなコース。

100㎞・70㎞・35㎞の部があります。TMMT(The Magnificent Merapoh Trail)70㎞の部の参加レポです。

こんな大会

マレーシアの首都クアラルンプールから車で4時間ほどの距離にあるメラポーで開催。洞窟が人気の地域で、レースでもダイナミックな洞窟を通ります。

クアラルンプール付近から現地への直通バス、レース前後の宿泊のための施設も用意され、運営が丁寧で安心して参加できます。

エントリー、航空券の手配、現地の宿泊などはこちらでくわしく解説しています。

参加した70㎞の部を中心にくわしくレポします。

メラポー

ブリーフィングに集結

くわしい情報

スタート時間

  • 100㎞の部 午後9時
  • 70㎞の部 午前4時
  • 35㎞の部 午前7時

70㎞の部は午前4時スタートのため、スタートから400mほどの距離にある簡易宿泊施設で仮眠をとり、2時半頃に起床して準備しました。マレーシアの日の出は7時頃なので3時間ほどが夜間走です。

100㎞の部の場合は21時スタートのため速い選手は大半が夜間走。日本のトレイルのように整っていないので、足元に注意を向ける必要があり精神的にも消耗します。

コース

距離:70㎞
累積標高差:2026m

路面の割合は、トレイル3・林道4・ロード2・川と洞窟1といったところ。厳しい登りは少なく、林道が中心のため走れるトレイルです。

ただし、トレイルと川・洞窟のパートでスピードを出すのは難しいでしょう。トレイルは荒い路面が多く、川は膝くらい(時には腰)まで水に浸かるためまともに走れません。

パートごとにざっくり特徴を紹介します。距離はあまり覚えていないのであいまいです。

【序盤 ~22㎞】

22㎞までの序盤が一番テクニカルで走りにくい。夜間走のため、精神的にも消耗するのでここで無理をすると中盤からの走れるパートで苦しくなります。

スタートし4㎞は登り基調のロードを走ります。4km地点のCP1(チェックポイント1)を通過するとトレイルに入ります。

草木がトレイルに覆い被さっている場所が多く手で払いのけながら進みます。コースがわかりにくい場所も多いので、テープや矢印を見逃さないように神経を集中させましょう。

CP2(13㎞)を過ぎると道がより険しくなります。このレースの特徴でもある洞窟走は22㎞までに集中。時には洞窟内の広い空間をライトで照らして「遠いところにきたな…」と感傷に浸るのも楽しいです。

【中盤 22㎞~53㎞】

中盤は時おり洞窟や川などを挟みながらもロードや林道が中心で走りやすい。反面、単調で似たようなパートも多く集中力が切れ軽い登りでも歩きたくなります。ゆっくりでも走り続けられるとタイムが大幅に縮まると思いますよ。

なお、CP5~CP6~CP7の間隔は事前資料と大幅に違いました。CP5~CP6:12km  CP6~CP7:8kmのはずが、恐らくCP5~CP6:17km  CP6~CP7:3kmほどだったと思われます。CP7がすぐに出てきて驚いた。

来年は変わる可能性もあるので参考まで。

【終盤 53㎞~70㎞(finish)】

終盤はなんと、4㎞にわたって川がコースになっていました。

CP7(53km)を通過し2㎞ほど緩い林道を進むと突然川が現れます。ここからしばらく川がコース。一部陸を通れる部分もありますが、基本的には水の中。

基本は膝上ほど、時には腰まで浸かる深さなので歩くので精一杯。しかも、産卵期の鮭のごとく川の流れに向かっていくので疲弊します。これが3㎞続くので、川だけで1時間近くかかりますよ。

川のパートを通過し終えたら林道を2㎞ほど上り、3㎞下ればCP8(63㎞)。くさ旨ドリアンで力をつけて先に進みます。残りはほぼフラットな林道とロードです。

ラスト7㎞のはずですが、ここの距離は2~3㎞プラスであったような気がします。

コースのマーキング

埋め込み式の矢印と木や草に吊るすテープが数百メートルに一つはあり、丁寧なマーキングだと感じました。夜間の単独走以外はロストの危険性は少ないですが、数分進んでテープがなければ戻りましょう。

距離表示

なし。各エイドには距離表示あり。

トイレ

スタート地点に仮設トイレが8基ほど。

メラポー

受付

前日午前11時~午後6時まで、スタートから400mほどの距離にある学校の体育館にて。受付の際に装備品チェックも行います。必携品については後述。

参加賞

  • Tシャツ
  • 前日(100㎞は当日)夜の食事
  • レース終了後の昼食
  • レース終了後の表彰式での夕食

完走すると…

  • フィニッシャーズTシャツ

メラポー

  • 完走メダル

メラポー

スタート

スタート30分前頃から付近に人がわらわら集まりだします。実際に並ぶのは5分前くらいで、好きな場所に並べます。お祈りをしてからスタート。

エイド

エイドの内容は充実しています。

およそ10㎞ごとにエイドがあり、氷で冷やした水・スポーツドリンク・コーラなどの飲み物のほか、スポーツバー、パン、ドリアン、ライチ風の果物、でっかいチキンなど食べ物も多数。

関門

制限時間

  • 100㎞ 21時間
  • 70㎞ 14時間
  • 35㎞ 11時間

※直前にコース変更があったため、1時間延ばして上記の時間

関門

  • 100㎞の部 80㎞地点 17時間30分
  • 70㎞の部 53㎞地点 10時間30分
  • 35㎞の部 15㎞地点 7時間30分

記録証

なし。

食事

受付日の夕食、レース後の昼食、夕食が提供されます。

70㎞の部と35㎞の部の参加者はスタート前の食事がないため購入しておきましょう。

スタート地点付近の商店が100㎞のスタート時間に開いているのを確認しましたが、会場行きバスの出発前、またはバスが昼食のために寄るパーキングで何か購入することをおすすめします。

スタート時にボトルに入れるミネラルウォーターもパーキングなどで買っておきましょう。

お風呂

受付会場の小学校で水を浴びれます。プールのような浴槽から桶で水をすくって被るスタイル。男女は分かれていなくて、ズボンなどをはいたまま浴びます。シャンプーなどはありません。

メラポー

会場周辺

参加費(参考)

  • 100km 約10,000円
  • 70㎞  約8,000円
  • 35㎞  約5,500円

※1マレーシアリンギット=27円で計算
※早期申し込み価格。大会が近づくと値段が上がります。

申し込み期間の目安

2018年は3月頃に申し込み開始。すぐに定員が埋まることはなかったようです。

大会サイト

https://ja-jp.facebook.com/runningproject/

大会主催者のFacebook。TMMTの最新情報はここで更新されていました。

http://www.asiatrailmaster.com/

Asia Trail MasterのサイトにもTMMTの情報あり。

装備

【必携装備品】

  • ヘッドランプ
  • 点滅灯
  • ボトル・ハイドレーション 1.5l以上
  • 携帯電話
  • ファーストエイドキット
  • コップ(エイド用)
  • ジェル・食料
  • エマージェンシーブランケット
メラポー

受付での装備チェック

【どんな装備を用意すればよいか?】

基本は日本でのトレイルランの装備と同じで大丈夫だと感じましたが、以下の点に注意して装備を揃えるとよいと思います。

・タイツは履いた方がよい。

草木が生い茂っている場所が多く、足が出ていると擦り傷を負います。

・手袋はいらないと思う。

非常に暑いので手袋はしないか、薄手のものがいいですね。

・明るいライト

路面がかなり荒れている場所が多いので、可能な限り明るいヘッドライトを用意しましょう。僕はハンドライトも用意しましたが、手を使うパートも多くヘッドライトのみの方が快適です。

・地図データのダウンロード

ロストして戻れないところまで進んでしまうと致命的なので、大会側から提供されるデータはスマホにダウンロードすることをおすすめ。

ドロップバックの活用

100㎞の部は42㎞と80㎞、70㎞の部は31㎞と53㎞にドロップバックを置けます。

ドロップバックに靴と靴下を入れておいて川渡りの後に変えたいところですが、なかなか難しい。100㎞、70㎞ともに一つめのドロップバックが川わたりの直後なので、変えるとしたらここ。でも、しばらく進むとまた川が現れる。

来年コース変更があり、川渡りの部分が限られるか序盤に集まれば、靴を変えるのは有効だと思います。

思ったこと

コースのワイルドさに驚いたのと、のんびりと歩いて無理せずゴールに向かう人が多いのが印象的でした。トレイルランニングが「頑張る」文化ではなく、ゆっくりと自然を楽しむ方法として浸透している印象です。

また、エイドやコースのマーキング、運営など、全てが当初持っていたイメージとは異なりとっても丁寧で安心できるものでした。

僕は・・・

11時間54分でした。

早い段階で体調が悪くなり、海外レースでいつも通り走ることの難しさを痛感しました。

移動、食事、前日の睡眠など、様々な要素に細やかに気を配って総合的に調整し当日を迎える必要がありこれがとても難しい。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*