マラソンでロキソニン飲む人多いみたい。ケガのサイン見逃さない?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「マラソンでロキソニン飲むの危なくないか」
「痛み止めは劇的に効くから怖い」

この記事ではそんなことをつらつらと書いてみました。

4日間で260㎞歩いた時に痛み止めを服用

学生時代になんとなく勢いで仙台から東京まで歩こうとしたことがあります。結果としては埼玉県の本庄あたりでリタイア。たしか距離にして260㎞くらいでした。歩きだとスピードが遅いためほとんど寝ずに進んでいた記憶があります。

だいたい150㎞を超えたあたりから、股ずれとケツずれが発生。肛門付近の皮がベロリとむけてしまい、普段守られている部分だけに地獄の痛みでした。まともに歩けなくなったので痛み止めを服用。すると劇的に痛みが改善したのです。皮はむけたままなのに普通に歩けるようになって驚きましたよ。

これ、よく考えると怖いですよね。悶絶していた痛みがほぼ完全に消えてしまうんですから。そのまま歩き続けたのでひどい状態になって、キレイなお尻に戻るまで数週間かかりました。

同じ要領でロキソニンなどの痛み止めがマラソンに使われることがあるようなので、思うところを書いてみました。

マラソンでのロキソニン服用に危険はない?

まず初めに2020年7月現在、ロキソニンはドーピングの対象薬物ではありません。その点ではマラソンで使用しても何ら問題はありません。また、「スポーツマン的にどうなの?」的な道徳論は各自の価値観にゆだねられるところなので、とやかく言うことではないかなと思います。

僕は「ケガのサインを見逃す」点でロキソニンなどの痛み止めの服用には反対です。

会見カエル

痛みは大事なサイン

ランニング中のケガの多くは、いきなり強い痛みが出るものではありません。違和感が軽い痛みとなり、それでも走り続けた時に深刻なケガへとつながっていきます。

つまり、痛みが体からの重要なサインになっているのです。ロキソニンなどの痛み止めでサインを消してしまえば、自分でケガの程度を抑える術がなくなります。特にマラソン大会などでアドレナリンが出ていて、そもそも痛みを感じにくい状況であればなおさらでしょう。

確かに、マラソンやウルトラマラソンの道中で痛みに耐え続けるのはかなり辛い。時には痛みでリタイアせざるを得ないこともあります。ただ、そんな時はリタイアしたらいいと思うんです。リタイアしないといけないような痛みをロキソニンで抑えながら走ったら、日常生活に支障をきたすことだってあります。

ロキソニン自体の副作用が出ることも

ロキソニン自体の副作用として、胃の不快感やゲリ、腹痛などが起きることもあります。走っている時は内臓がダメージを受けやすいので、感覚的にも影響が大きそうです。

今回の記事ではよく使われるロキソニンを例にしていますが、他の痛み止め効果のある薬を使う人もいるでしょう。使うなら、それぞれの副作用を知り、リスクを承知のうえで服用する必要がありますね。

マラソンでの安易なロキソニン摂取は危うい

マラソンは本来的に痛みや苦しみを伴うスポーツであり、それこそがマラソンを特別な存在とするスパイスだと言ってもいいでしょう。

自分の中にある痛みと向き合って乗り越えていくこと、そして痛みにより限界を感じてリタイアすること。その全てを内包してマラソンの面白みがあります。そして何より、深刻なケガをすることなくレースを終えることが大事です。そう考えると、やっぱりロキソニンの摂取は危ういなと僕は感じます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*