
(この記事は2019年7月25日に更新されました。)
股ずれは予防すればリスク激減。
「ランニング中に起こる股ずれの原因を知りたい」
「股ずれの予防法を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
ランニングで起きる股ずれは激痛!
ランニングにおいて、距離が長くなればなるほどリスクが高まるのが股ずれ。走る動作で太ももが擦れて炎症を起こします。ひどい時には皮がめくれて耐えられないほどです。
乳首が擦れた場合はウェアを手で浮かすなどしてなんとかごまかせますが、太ももは走るたびに接触するのでごまかすのは不可能。原因と対策を知って、股ずれが起きないようにしましょう。
ランニングによる股ずれの原因
股ずれの原因は太もも同士の摩擦。摩擦の回数が多いほど、そして1回あたりの摩擦の強度が高いほど股ずれは深刻になります。また、水分によって摩擦の強度が高まるため、汗をかいている時や雨のレース、ふともも周りが蒸れている時は要注意です。
太ももにボリュームがある人は、やせ型の人に比べて摩擦が起きやすく股ずれのリスクは上がります。
ランニングでの股ずれ予防法!ウェアとワセリンで対策
股ずれはレース前の対策が大切。十分な対策をすることで被害を最小限に食い止められるでしょう。ウェアを工夫し、ワセリンを使うだけの簡単予防法を紹介します。
タイツなどピタッとしたウェアを着る
太もも同士が擦れるといっても、ランニングウェアを着ているので衣服を挟んで擦れています。ゆるいウェアの場合、太ももの間で自由に生地が動いて摩擦回数が増えるので症状が悪化しやすいです。
ランニング用タイツなら体にフィットするため摩擦回数が少なくなり、股ずれのリスクを大きく減少させることができます。
ワセリンや保護クリームを塗る
1回あたりの摩擦強度を減らすために、ワセリンや保護クリームを両太ももの内側に塗るのも有効です。太もも同士が触れる回数が多くても、摩擦が少なくなればそう簡単には股ずれになりません。
股ずれに悩まされている人はウェアとワセリンのどちらか一つ、また併用も試してみて、ベストな方法を探ってください。
ウルトラマラソンならあきらめも肝心
ハーフマラソンやフルマラソンであれば、タイツ着用とワセリンや保護クリームの使用で股ずれをある程度防げるでしょう。
しかし、100kmを超えるウルトラマラソンやウルトラトレイルの場合はあきらめも肝心。どんなに気をつけていても、なる時は股ずれになります。炎症を起こした部分にワセリンや保護クリームを塗るなどの応急処置をして進んでいると、気にならなくなる場合もあるので気楽に構える方がいいですね。
まとめ
- 股ずれは太もも同士の摩擦が原因
- ランニングタイツが股ずれ予防に効果的
- ワセリンや保護クリームを両太ももの内側に塗るのも有効
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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