
(この記事は2019年7月18日に更新されました。)
男子マラソン日本記録もついに2時間5分台!
「男子マラソン日本記録の変遷を知りたい」
「男子マラソン日本記録の更新間隔を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
男子マラソン日本記録の変遷(1978年~)
2018年2月25日の東京マラソンで設楽悠太選手が2時間6分11秒でフィニッシュ。16年ぶりに高岡寿成選手の日本記録を更新しました。その7か月後のシカゴマラソンでは大迫傑選手が2時間5分50秒のタイムで設楽選手の記録を更新し、ついに日本記録も2時間5分台に突入しています。
これまでの日本記録の変遷はどのようなものだったのでしょうか。2時間10分を切ったところから見てみます。
- 1978年 2時間9分5秒 宋 茂(別府大分)
↓(5年) - 1983年 2時間8分38秒 瀬古利彦(東京国際)
↓(2年) - 1985年 2時間8分15秒 中山竹通(ワールドカップマラソン広島大会)
↓(1年) - 1986年 2時間7分35秒 児玉泰介(北京国際)
↓(13年) - 1999年 2時間6分57秒 犬伏孝行(ベルリン)
↓(1年) - 2000年 2時間6分51秒 藤田敦史(福岡国際)
↓(2年) - 2002年 2時間6分16秒 高岡寿成(シカゴ)
↓(16年) - 2018年 2時間6分11秒 設楽悠太(東京)
↓(7か月) - 2018年 2時間5分50秒 大迫傑(シカゴ)
2002年の高岡選手までは、1986年の児玉選手の記録が更新されるまでに13年かかった以外は5年以内に日本記録が更新されています。
加速度的に世界の高速化が進む中、日本記録が高岡選手以来16年も更新されない状態に陸連が焦ったのもわかりますね。実際、高岡選手が日本記録を出した頃の世界記録は2時間5分台でしたが、そこから現在までに2時間1分台まで記録が伸びています。
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男子マラソン日本記録も2時間5分台へ到達
設楽選手によって16年ぶりに高岡選手の記録が更新されてから、2時間5分台に到達するまでに要した時間はたったの7か月。あっという間に大迫選手が記録を更新しました。
日本記録の変遷を見ると2時間7分台から6分台に到達するまでは13年かかっていて、設楽選手が日本記録を更新した時点では5分台はまだ先かと思っていましたが、いやはや驚きました。東京オリンピックの存在によってランナーのモチベーションが上がっていることと無関係ではないでしょう。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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