
(この記事は2019年7月9日に更新されました。)
「男子マラソン世界記録の推移を知りたい」
「マラソン世界記録の時速を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
男子マラソン世界記録の推移
1908年のロンドンオリンピックでマラソンの距離が42.195㎞に定められたところから、男子マラソンの歴史が本格的にスタート。110年の時が流れた2018年にベルリンマラソンでケニアのキプチョゲ選手によって樹立された2:01:39が現在の世界記録です。
男子マラソンの長い歴史の中で印象的な世界記録をピックアップして推移を見ていきま す。
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初めての世界記録
1908年 ロンドンオリンピック 2:55:18
ジョニー・ヘイズ(アメリカ)
初めての世界記録はサブスリー。当時の人たちは、100年後に多くの市民ランナーが3時間を切っていることは想像しなかったでしょうね。
2時間30分を突破
1925年 ポートチェスターマラソン 2:29:01
アルバートミケルセン(アメリカ)
初めてのマラソンから2時間30分を突破するまでに17年を要しています。戦争などの影響で競技自体が盛んにならなかった影響もあるでしょう。
日本人初の世界記録
1935年 明治神宮体育大会 2:27:49
鈴木房重(日本)
実はこの鈴木選手の記録を含めて日本人は5回世界記録を更新しています。
東京五輪でアベベが世界記録を更新
1964年 東京オリンピック 2:12:11
アベベ・ビキラ(エチオピア)
東京五輪翌年、アベベの記録を日本人が更新
1965年 ポリテニックマラソン 2:12:00
重松森雄(日本)
日本人が出した最後の世界記録です。
2時間10分を突破
1967年 福岡国際マラソン 2:09:36
デレク・クレイトン(オーストラリア)
2時間5分を突破
2003年 ベルリンマラソン 2:04:55
ポール・テルガト(ケニア)
現在(2019年7月)の世界記録
2018年 ベルリンマラソン 2:01:39
エリウド・キプチョゲ(ケニア)
男子マラソン世界記録を時速に換算すると?
エリウド・キプチョゲ選手がベルリンマラソンで記録した2:01:39は、時速20.81kmで、1㎞あたりのペースは2分53秒。考えられない世界ですね。
キプチョゲ選手は条件を整えて2時間切りを目指した「ブレーキング2」プロジェクトにおいて、2時間0分25秒を記録。2019年10月に再び2時間切りに挑みます。ついに2時間切りを見られるかもしれません。
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1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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