マラソンと体重。BMIに囚われると危険。

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ブルゾンカエル

フルマラソンのタイムと体重には深い関連が。
しかし、体重やBMIなどの数値を気にしすぎると逆効果かもしれません。

体重減らせば速くなる神話

「初心者がフルマラソンのタイムを縮めるためには練習よりも体重を減らすこと」なんて言う人もいるくらい、フルマラソンと体重は関連が深いことが常識になっています。

福岡大学の田中宏暁教授が提唱した、持ちタイムと体重によっては「1kg減らすとフルマラソンのタイムが3分縮まる説」も定着した理論の一つです。

僕も長きにわたって大会前は体重をキープすることに神経をすり減らしていましたが、最近はやめています。

ベストな体重は人によって違う

「身長―110」や「BMI」など、簡易的に理想的体重を導き出せる計算式がありますので、何となくそれにあてはめて考えがちです。しかし、この数値は元の骨格や筋肉量は無視したものですから、数字だけを気にして体重を調整すると良い結果にはつながらないと考えます。

何回も走って自分の身体と相談しながら、自分なりのベストな体重を感覚的に理解していく必要があります。

体重を落としたらスタミナ激減

僕がレースに出場する際の体重は68kg~71kg(185㎝)のことが多いです。「健康的な食事を心がける」程度の意識なので、体重管理はほとんどしていません。

以前、大会2週間前から徹底的に管理して67kgまで体重を落として大会に臨んだ時には、スタミナが落ちていて困惑しました。素人考えで無理に体重を落とした結果、体力も落ちてまともに走れなくなっていたのです。

栄養士が食事管理しているトップ選手は別ですが、市民ランナーがタイムのために体重を落とすのは自然にできる範囲に収めるべきだなと感じました。

BMIで考える

BMIとは?

BMI(Body Mass Index) は肥満指数とも呼ばれ、体重と身長の関係から肥満度を導き出す数値です。計算式は次のとおり。

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

目安として以下のような区分があります。

  • 18.5未満   低体重(やせ型)
  • 18.5~25未満 普通体重
  • 25以上    肥満 

日本肥満学会によればBMI22が最も病気にかかりにくい体重とのこと。

BMIの計算機で試してみると、僕の体型(185cm/68kg)だとBMI19.8になりました。

BMIで考える危険性

健康診断などで「BMIが・・・」と聞くと、信ぴょう性が高い数字と思ってしまいがちです。しかし、実際には目安の数字ですのであまり囚われない方がよいかと思います。

筋肉量が多い人は体重が重くなりBMIも大きくなりますし、男性より女性の方が水分量の関係でBMIが高くなりやすいです。そういった個体差を無視した数値だと理解した上で目安として使うのが良いですね。

トップ選手のBMI

男子選手だとBMI19前後、女子選手はBMI18弱の選手が多いです。もちろん、トップ選手の中でもかなり幅はありますが全般的に女子選手の方がBMIは低い傾向にあります。

ちなみに、川内優輝選手は体重への考え方も独特。以前テレビで放映された特集では「0.1kg単位で管理する選手もいるけどそれじゃもたないですよ」と言って、次郎系の大ラーメン麺増し相当の量を平らげていました。

2017年の福岡国際マラソンでは大会1週間前にベスト体重62kgより6kg重くて「ちょっと重すぎた」と語っています。メンタルも肉体もタフすぎる。

まとめ

  • BMIは肥満度の目安
  • 適正体重は人によって全然違う
  • 急に体重を落とすとスタミナが落ちるかも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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