
「花粉症持ちにスギだらけの山はきつい」
「花粉症の薬をはじめて飲んでみた」
この記事ではそんなことをつらつらと書いてみました。
花粉症持ちに春のトレイルランはキツイ
毎年2月下旬から4月下旬はスギ花粉症持ちにとって地獄の2か月。春めいてくると気分がウキウキする前に鼻がむずむずしてくる。
日中は鼻水ズルズル。目がちぎれそうなくらいかゆい。さらに眠る頃になると鼻は完づまり。やっと寝れたと思ったら、口呼吸でのどがカピカピに乾いて起きる。ついでに耳の奥もかゆいし、鼻のかみすぎで口ひげスペースも痛い。宝くじが当たったならば、ティッシュを全て鼻セレブにかえて、ついでにトイレットペーパーもダブルにしたい。
僕がいつも練習する高尾はスギだらけだ。都心に黄色い粉を供給する花粉の震源地なわけで、そこに突っ込んでいくトレイルランはかなり厳しい。それでも、例年通り薬なしのストロングスタイルで花粉シーズンを迎えたわけだが今年は少し状況が違う。山に入った時に、鼻水や目のかゆみだけではなく体がダルくて走りに集中できない。
僕はその時がきたのを悟った。花粉症歴十数年にして、薬を飲む時がきたのだ。
ちなみに、ランニング中は交感神経が優位になり、アレルギー反応を強くさせる副交感神経の働きが弱まるので、症状が軽いと感じる人が多い。僕も走ると多少楽になる。花粉症対策については以下の記事にまとめています。
花粉症デビューから十数年。はじめて薬を飲んでみた
選択したヤクはアレジオン。1日1回で効くらしい。アレグラは、CMの妙な宇宙人が桜庭和志から若いタレントに交代したので却下。そもそも若い世代には、桜庭和志がどれだけの人物かわからないだろう。
いざ飲んでみると、初日と2日目はさほど効かずがっかりしたが、3日目あたりで少しずつ効果が高まってきた。だいたい6割くらいに症状が抑えられている感じだ。完全に収まることはなく鼻水は出るし目のかゆみはあるものの、余裕で耐えられる程度。早く飲めばよかった。走っていても体のだるさを感じることはない。
ただ、飲み忘れたら急激に目のかゆみが戻ってきた。慌ててアレジオンを口に放りこむ。もう飲まずにはいられない。やはり薬は怖い。一度飲んでしまえば、元の状態に戻るのは難しい。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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