
「レースに浮かれてムリする→故障が長引いた」
「違和感がある時に休む。それが一番大事」
この記事ではそんなことをつらつらと書いてみました。
違和感を無視してレースに出場→悪化して3週間ポイント練習できず
今から3週間前、多摩川沿いで行われた「TAMAハーフマラソン」に出場しました。1か月ほど続くアキレス腱周りの違和感が気になるところですが、久しぶりのレースなこともあり元気よくスタート。15㎞地点で軽い痛みを感じ「やめるか」と一瞬迷ったものの、「たぶん大丈夫だろう」と続行したのです。
レース中はアドレナリンのおかげで気持ちよく走りきれましたが、30分して体が冷えると脚を引きずるくらいの痛みに変わっていました。時すでに遅し、後の祭り。久しぶりのレースに浮かれて違和感から故障へとステージダウン。ランニングを本格的に始めてから6年が経ち、いくつもの故障を経験してきたので、いつまで経っても学ばないヤツだなと落ち込みましたよ。
翌日以降も痛みがなかなか引かず、今日に至るまでの3週間はLSD(Long Slow Distance※ゆっくりジョグ)とジムでのウエイトやエアロバイクがメイン。継続していたトラックでのポイント練習は中断せざるを得ませんでした。
早めに2~3日休めばいい。わかっているのに繰り返す…
わりと故障しやすいので、肉離れから座骨神経痛、腸脛靭帯炎、足底腱膜炎、シンスプリントなど一通りやってきました。
痛みに変わる前、違和感の時点でやめるのが鉄則!それはわかっているのですが、「今日はいけるんじゃないか」「今日の練習やれたらデカイな」とか思ってチャレンジしちゃうんですよね。僕はこの「たぶん大丈夫だろう」で走っちゃうクセがなかなかやめられない。わかってるんだよ…うん。わかっちゃいるんだけど…。
「たぶん大丈夫」はダメゼッタイ
「たぶん大丈夫」だと思って走った時の8割くらいは確かに大丈夫なんです。でも、ダメだった時には代償がデカイ。しばらく休むことになりますから。
反対に「たぶん大丈夫」だけど休んだ場合、数日走らないだけなので走力が落ちることはありません。たとえ杞憂に終わったとしても、マイナス皆無。どう考えても休んだ方がいいんです。
頭でわかっていても、ポイント練習をスキップするとマズイんじゃないか、走らないと心肺機能が落ちるんじゃないかと思っちゃうんです。だから、経験と知識で自分を納得させていくことが重要になります。最初からスパッと休めるメンタリティーを持っている人は得難い宝を授かってますよ。これホント。
今回は、念には念を入れて1週間余分に休みました。もう大丈夫。次からは「たぶん大丈夫はダメゼッタイ」を合言葉に、違和感の時点で休むようにしたいと思います。高名なコーチであるダニエルズさんも基本原則に「病気やケガの時はトレーニングしない」ことを加えています。当たり前のことを基本原則に入れているのは、それだけランナーが無理をしやすい人々だからでしょう。
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1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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