
(この記事は2019年9月18日に更新されました。)
ゲリ使いに光あれ。
「ゲリによってレース会場までの移動が怖い」
「なんとかゲリを予防できないか」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
人知れず苦しむゲリ使い!マラソン会場への移動が辛い
みなさんの周囲にお腹が異常にゆるい人はいますか?
やたらと地下鉄の駅トイレに詳しい、一緒に遊んでいてもスッと消える瞬間がある、飲み会中のトイレがやたら長い。そんな人は、ひっそりとゲリに苦しんでいる可能性大です。僕はすでにゲリ歴25年のベテラン。人生の節目を思い出すといつもそこにはゲリがいました。
高校でもらしそうになってドキドキしていた夏。大学受験で慣れない高級ユンケルを飲んだら派手にゲリした冬。もう30を超えた今は動じませんが、当時は自己の尊厳を揺るがしかねない大問題でした。
しかし、今でも大変なのがレースの時。
レース会場ではトイレが混雑して大変なのはもちろん、僕にとって一番の問題は会場に着くまで。朝ゲリになると途中下車を余儀なくされるだけでなく、ひどいゲリの場合は数分おきに決壊の恐れがあり電車に乗ることができません。
トイレ付きの路線ならいいですが、都内では中央線のように駅間の距離が長い路線でもトイレのない場合が多い。こんな時に高度なゲリマネジメントが要求されるのは、ゲリ使いの皆さんなら理解してくださると思います。ゲリへの思いが強くて、前置きが長くなってしまいました。
ここからは、レース会場へ安全に移動するために僕が使っているゲリ対処法を紹介します。
マラソン会場へ移動中のゲリ対処法一覧
確実性★★★
- 朝ごはんを食べずに早めに出発。現地で朝食を食べてゆったり準備。心配なら水も少なめに抑える。
- 複数経路がある場合、トイレ付きの路線を選択。
- グリーン車のある路線なら、グレードアップをいとわない。
- 本命レースの場合、現地前泊も検討。
- 高速道路使用の場合、サービスエリア間の距離を把握して早めにトイレに行っとく。
確実性★★
- 途中下車を見越して1時間早く家を出る。
- ターミナル駅や利用者数が多い駅のトイレは混雑するので、あえて小さな駅で下車してトイレに行く。
- 下車するかどうか迷った時には降りる!そこで乗り続けるとだいたい悲劇が待つ。
- 朝食をとってから出発まで1時間あける。朝食の直後は胃と腸が刺激されてゲリしやすいため。
- 家で食べる朝食は抑えめにして、移動の合間や現地に着いてから糖質補給する。
- 前日夜の食事は肉など脂の多いものは避ける。アルコールも適量を超えてはいかん。高確率でゲリになる。
- 考えれば考えるほどゲリは迫ってくる。音楽を聞くなどして、ゲリが頭に侵入するのを防ぐ。
確実性★
- 気休めにビニール袋を持っておく。もしもの時も大丈夫という安心感が便意を遠ざけるだろう。お守り。
番外編
- 紙オムツを使用。僕もこれに近い対策をとったことがある。上記の対策が取れず、しかし確実に会場にたどり着きたい場合にはこれしかない。最終手段として覚えておこう。我が家には常備してある。
自分のゲリレベルと大会の重要度で対策
ゲリしやすい人は公共交通機関での移動で常に不安を抱えているといっても過言ではありません。ただ、常にマックスの対処をしていると疲れます。自分のゲリレベルと、その日の大会の重要性を考えて、どのくらいの対処をするか決めるといいですね。
ゲリも慣れれば楽しめる!人生に緊張感と彩りを
ゲリは基本的に辛いものです。理解されないし、色々制限がかかるし。でも、ゲリとの付き合いが長くなってくると楽しめる瞬間も出てきますよ。対策がバチッとはまった時や、ギリギリの状況をうまくマネジメントして目的地にたどり着いた時は至福。安堵感がたまらんとです。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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