
献血当日の激しい運動は危険。
「献血後いつからランニングを再開できるか知りたい」
「献血によるランニングへの影響を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
献血後はいつからランニングしてよい?当日は避けよう
400mlの献血ではペットボトル1本分に近い血液を体から抜きます。そのため、献血を実施する日本赤十字社からも、当日の飲酒や激しい運動を避けるように言われますね。
それでは、いつからランニングしていいのでしょうか?
日本赤十字社のWebサイトによると、血液量自体は3~4時間で元の量に戻るとされています。基本的には当日の運動は避けることとして、翌日からはランニングしても大丈夫でしょう。
ただ、献血後の反応は個人差が大きいので要注意。人によっては数日後でもランニングした際にだるさを感じたり、気持ち悪くなったりする人もいるようです。献血後1週間くらいは、体調に注意しながら走るのがよさそうです。特に女性は男性に比べて貧血になりやすいので、献血後もよくよく注意したいところです。
僕が献血した時は翌日から運動を開始しました。特に体に違和感はなかったので、体調が悪い時以外は翌日から運動しても問題ないかなと思っています。
血液成分すべてが戻るには献血から数週間
血液の循環量自体は3~4時間で元に戻りますが、血液を構成する成分を詳しく見た場合にはもう少し時間がかかります。一番遅く回復する赤血球では、約3~4週間かかるそうですよ。
赤血球はランナーにとって大事な成分
献血した後に最も遅く回復する赤血球はランナーにとって大切な成分です。赤血球は肺から全身へと酸素を運んでいく役割を担っています。近い日程で大事なレースを控えている場合には、献血はレース後にした方がいいかもしれませんね。
献血後のランニングは慎重に
毎日走っているランナーだと、たった1日でも、走らないことが苦痛になる場合もあります。しかし、さすがに献血直後はぐっと我慢しましょう。たまには休んだ方が体も回復してパフォーマンスが上がる時もあります。どうしても走りたい人は献血前に走ることになりますが、過度な疲労状態での献血は危険を伴うので、あくまで軽くです。
僕が通っている鍼の治療院では治療後最低1日は走らないように言われます。担当の先生いわく「ランナーはまじめな人が多く無理にでも走るから、治療後に走れないことで体を休められるのも意外に重要」と言っていました。献血も同じ効果があるかもしれません。
参考Webサイト:日本赤十字社 東京都赤十字血液センター
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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