
(この記事は2019年8月20日に更新されました。)
「青鳩(アオバト)トレイルランのコースを知りたい」
「青鳩(アオバト)トレイルランの特徴を知りたい」
この記事はそんな方に向けて作成しました。
目次
青鳩(アオバト)トレイルランはこんな大会
大磯の海岸(海抜0m)から大山の山頂(標高1252m)まで駆け上がる珍しいコース設計。12㎞の部と30㎞の部があります。スタート地点がJR東海道線「大磯駅」徒歩10分なので都心からのアクセスが良好なのもいいですね。
この記事は2018年大会の30㎞の部に参加した経験から作成しました。
青鳩(アオバト)トレイルランのくわしい情報
開催時期
9月下旬
- 2017年9月23日(土)
- 2018年9月22日(土)
- 2019年9月21日(土)
スタート時間
8:00~
※1分ごとに50人のウェーブスタートでした。
コース(30㎞の部)
- 距離 約30㎞
- 最低地点 0m(スタート地点)
- 最高地点 1252m(大山山頂)
- トレイル比率75%
JR東海道線「大磯駅」から徒歩10分で到着する照ヶ崎海岸をスタート。丹沢の大山を経由して少し下った「クアハウス山小屋」という施設でフィニッシュするワンウェイコースです。
海抜0mをスタートし、山頂を目指す上り基調のコースです。大きく前半と後半の二つのパートに分けて見ていきます。
★前半(スタート~健速(たけはや)神社:12㎞)
前半はちょっとしたトレイルとロードが半々くらいの割合。標高219mの鷹取山へ向かう短い登りは急ですが、ほかは走れるゆるい傾斜か平地。それほど標高を上げません。
12㎞以降はほぼトレイルで登り続けることになるため、前半はペースを上げずに淡々と進みたいところ。スタート直後の数百メートルが砂浜なのと、鷹取山(219m)への登りが急なこと以外には特筆すべきポイントはありません。一部普段はほとんど使われていないトレイルを走るため、蜘蛛の巣に気を付けましょう。
12㎞地点の健速神社に到着したら、コース上で唯一のエイドでしっかり水分補給して後半戦に備えましょう。12㎞の部は健速神社がフィニッシュです。
★後半(健速神社:12㎞~フィニッシュ)
健速神社を出てロードを1.5㎞ほど走ると大山に向かうトレイルに入ります。
権現山(243m)、弘法山(235m)を経由し大山山頂(1252m)を目指します。基本的にずっと登りなので、前半で足を使ってしまうと後半は地獄。かなり時間がかかるでしょう。
トレイルに入ってしばらくは細かいアップダウンが続きますが、大山が近づくにつれて傾斜の強い登りが増えます。なお、大山の頂上手前1.5㎞ほどの「16丁目」から頂上を経由して2.5㎞ほど下った「見晴台」までは走行禁止区間です。徒歩で通過することとなり、この区間は合計タイムから差し引かれました。
走行禁止区間が終わる「見晴台」からフィニッシュまでは約2㎞の下り。つづら折りの激下りが長くて足にくる。舗装路に出て100mほど走り「クアハウス山小屋」でフィニッシュです。
★ロストにご注意
コースがわかりにくい箇所が複数あります。事前資料で送付される地図だけではなく、Webサイトに掲載される写真付きの資料やスマホアプリの地図も利用すると安心です。僕は予習していたものの派手にロストしました。
距離表示
なし
トイレ
スタート地点、健速神社、権現山、弘法山、大山山頂(チップ制)、フィニッシュ地点にあります。
受付
7:00~7:45
参加賞(2018年)
小型ライト
スタート
ウェーブスタート。参加人数は多くないので、皆さんゆるくスタートしていました。
エイド
1カ所 健速神社(12㎞地点)
エイドの食べものは、フルーツなどが中心でエネルギーになるものは少ないです。補給食は多めに持っていきましょう。また、後半がきついコースのため、建速神社で水分を多めに持つことをおすすめします。
関門
30㎞の部の制限時間 9時間
- 健速神社 3時間
- 善波峠 4時間
- 蓑毛越 6時間
- 見晴台 8時間
記録証
なし
荷物預け
スタート地点で預けるとフィニッシュ地点に運んでくれます。
食事
30㎞の部はフィニッシュ地点「クアハウス山小屋」のレストランでうどんが一杯無料。
お風呂
フィニッシュ地点「クアハウス山小屋」の入浴券が参加賞の一つです。
アクセス
スタート地点はJR東海道線「大磯駅」から徒歩10分。フィニッシュ地点からは小田急線「伊勢原駅」までの送迎あり。
送迎バスの出発時間まで待てない場合には、フィニッシュから1.5㎞強離れた日向薬師のバス停から伊勢原駅行きの路線バスも出ています。
参加費
- 30㎞の部 6,000円
- 12㎞の部 4,000円
大会Webサイト
http://www.npo-outdoor.com/aobato_main.html
思ったこと
海から山へ向かうコース設定は面白いですね。
僕は・・・
2:58で1位でした。徒歩区間が除かれているので、実際はもっとかかっています。
1988年千葉県産。25歳に走り始めた。サウナーでありロングスリーパー。ミドルレンジのトレイルレースを中心に走っている。おんじゅくオーシャントレイル2020、みたけ山トレイルラン2019などで優勝。PBはハーフが1:10、フルが2:35。
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