The 9 Dragons Ultra 2019 参加レポ

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受付会場

香港で開催。初日に50mile(89㎞)、翌日に50㎞を走るBack to Backレース。2019年2月2日0時スタートの50mileの部に参加して、35㎞地点でリタイアしました。

交通や宿泊などを詳しくご紹介。コースは走ったところまでで考察します。

The 9 DRAGONS ULTRAはこんな大会

まずはザックリ大会のことを。

今年で3回を数える香港のトレイルレース。香港の2月は気候がちょうどよくトレイルレースのハイシーズンです。

深夜0時にスタートする50mileレースは、距離89.6kmで累積標高5070m。50mileレースの翌日にスタートする50㎞のレースは、距離53.5㎞で累積標高は3550mです。

メインレースは50/50と呼ばれる、2日連続で50mileと50kmを走るレース。50mileと50kmに単体で出場することもできます。

エントリー数は、50/50が192人、50mileが164人、50kmが361人。50mileは深夜スタートのため、朝スタートの50㎞が一番人気のようですね。

事前の情報提供やレース中のエイドなど、運営が丁寧かつアットホーム。トレイルランニングへの熱を感じる大会です。

Tシャツで走り出せる気候と、香港の中心部から電車で気軽にアクセスできる立地も相まって海外からの参加者も多いのが特徴。日本人も10人以上参加していました。

The 9 DRAGONS ULTRAのくわしい情報

スタート時間

  • 50mile   2月2日 午前0時
  • 50km     2月3日 午前7時30分

コース(50mile)

距離:89.6㎞
累積標高:5070m

第三関門(約35㎞)でリタイアしたので、香港のトレイル全般と序盤のコースの印象を書いていきます。

香港のトレイルの印象

よく整備されています。レースのために切り開いたわけじゃなく、トレッキングコースとして親しまれているトレイルなので走りやすいですよ。

そして、階段が多いのが特徴。石段や木段などバリエーション豊かで「あれ、また階段…」と思うくらい階段が現れます。

慣れていないと階段の下りがキツイ!歩幅の調整と、ひねらないように注意するのでかなり精神的、肉体的に消耗することになります。

第3関門(約34㎞地点)まで

コースプロフィールを見ると、スタートから20㎞地点までずっと登りに見えます。

しかし、本格的な登りは15㎞以降。それまではフラットと下り、登りがバランスよくミックスされたトレイルです。15㎞地点あたりからタイモーシャンの頂上付近までは舗装路の登りです。延々と登り続けるのでかなりきつい。

タイモーシャンの頂上からは2㎞弱が舗装路の下り。その後トレイルで一気に下ります。ここは大きめの石がゴロゴロ転がるトレイルで足首をひねりやすい。ヘッドライトだけじゃなく、ハンドライトも用意すると安心でしょう。

タイモーシャンを下りきると集落の中を走ります。集落内では犬に吠えられてビクビク。放し飼いの犬もいたので前方に注意しながら走るが吉。

その後、高低差の少ないトレイルを少し走り第3関門で僕はリタイアしました。

コースロストしやすい

トレイルだと主に木に吊り下げたテープ、市街地や舗装路では路面の矢印などを目印に進みます。

特に市街地や舗装路はロストしやすいです。僕も2回ほどロストしましたが、ちょっと油断すると地面のチョークを見落とします。気を付けて進みつつ、数百メートルごとに目印があるかどうかの確認もしてくださいね。

トイレ

50mileのスタート会場では施設内のトイレを使用可能です。レース中はトイレのあるエイドとないエイドがありました。

受付

スタート数日前から香港の中心部にあるランニングショップで受付しているほか、50mileスタート前の22時15分頃からスタート会場で受付および必携装備の確認が行われました。

参加賞

オリジナルのバフ的なやつ・エイド用のシリコンカップ

そのほか、Tシャツやバッグなどは希望者が購入する形です。オリジナルグッズはフィニッシュ地点でも購入できた模様。50/50のフィニッシャーは、大会ロゴ付きのパーカーがもらえたようです。

スタート

50mileのスタートはのんびり。

直前まで屋内のホールで過ごしていて、5分前にワラワラと移動してスタートします。

エイド

  • 50mile 7カ所
  • 50㎞  6カ所

エイドには水、スポーツドリンクのほかクラッカーやライスボール(酢めし)、フルーツなどがあり充実していました。エイドは関門も兼ねています。

荷物預け

50mileはフィニッシュ地点に輸送するバックと、第4関門(45㎞)に送るドロップバックを預けられます。

50㎞はフィニッシュ地点のみ。ドロップバックはありません。

アクセス

50mile

50mileのスタート地点は鉄道の「元朗(Yuen Long)駅」からタクシーで10分ほど。香港は鉄道が発達していて本数も多いので、駅まで到着するのは容易です。

僕は香港の中心的な繁華街「尖沙咀(チムサーチョイ)」に滞在。そこからだと電車で25分ほどで到着しました。

ただ、タクシーに乗るのが意外に大変。駅周辺で流しのタクシーをつかまえようとしても全然止まってくれません。駅のタクシー乗り場に並ぶのが現実的で、この待ち時間がだいたい20分くらい。会場までの料金は日本円だと800円くらいです。

フィニッシュ地点からは、徒歩10分で「太和(Tai Wo)駅」に到着します。駅にさえたどり着けば電車もすぐ来るので、あとは困ることはないですよ。

50km

スタート地点は50mileのフィニッシュ地点と同じ。

50㎞のフィニッシュ地点は市街地から外れた場所にあるので、バスかタクシーで最寄りの駅まで移動することになります。

香港の気温

冬の時期の香港は非常に過ごしやすいです。

今年のレース期間中の気温は最低17℃の最高21℃くらい。深夜0時のスタート時でもTシャツ1枚で問題ありませんでした。

ただ、最初の山である「大帽山(タイモーシャン):標高957m」の中腹あたりから強風が吹き荒れて急激に気温が低下。レインウェアを着ないと凍える寒さになりました。

寒がりな人は必携のレインウェアに加えて、アームウォーマーもあると安心です。

装備

50mileの必携品は以下のとおり。

  • 最低1リットル以上の水分
  • エマージェンシーブランケット
  • 携帯(充電が十分にされていること)
  • 防水加工がしてあり、フードのあるジャケット
  • ヘッドランプ(予備の電池か予備ヘッドランプも携行)
  • エイド用のカップ
  • IDカードなど(携帯に画像を保存しても可)

水分については、エイドも頻繁にあるので1リットルあれば十分だと感じました。

ストックはいるか?

全体的にストックの携行率が高い大会です。トップ選手の多くが携行していたことからも、香港のトレイルとストックの相性の良さが感じられます。

僕は持っていきませんでしたが、登りと下りがハッキリしたコースなのであったら楽かなと。ただ、木が生い茂っていてストックが邪魔になる場所も多いのでスムーズに出し入れできるような準備は必須でしょう。

参加費

  • 50/50 1,050香港ドル(約14,500円)
  • 50mile   625香港ドル(約8,700円)
  • 50km  450香港ドル(約6,300円)

※2月8日現在のレートに基づく。
※エントリーのタイミングによって金額が変わります。

宿泊

香港中心部の宿泊費は日本と同等か少し高いくらい。

僕が泊まったゲストハウスは1室9ベッドのドミトリーで2500円。恐らくこれが底値付近。

少しちゃんとしたホテルに泊まろうと思うとそこそこします。今回は大会側が用意するホテルもあったので、それを利用するのがリーズナブルで立地もいいかも。

大会公式サイト

https://www.the9dragons.asia/

思ったこと

香港まではLCCの航空券が往復で3万~5万くらい。交通網も整備されているので海外レースの中でも非常に参加しやすい部類に入ると思います。

トレイル自体もよく整備されていて走りやすく、日本のトレイルに近い印象がありましたよ。夏に出たマレーシアの大会はジャングルを進むコースでアドベンチャー感満載。それに比べると競技性が高く、走れるパートも多いです。

フィニッシュ地点で無料でハンバーガーとビールが配られる(僕はたどり着けず…)など、参加者と運営の両方で楽しい大会を作り上げようとする姿勢が随所に感じられます。

事前の情報提供も丁寧で、安心して参加できる海外レースでした。

僕は・・・

第三関門(約35㎞地点)でリタイア。体調不良で続行するのが難しくなりました。

深夜スタートのため当日午後着の便で向かいましたが、これもよくなかった。環境の変化に適応するために、少なくとも前日には入ってゆっくりする必要があります。当たり前ですが…。

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