The 9 Dragons Ultra 2019 参加レポ!装備などを詳しく

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受付会場

(この記事は2019年9月20日に更新されました。)

「The 9 Dragons Ultraの特徴を知りたい」
「The 9 Dragons Ultraのコースや装備を知りたい」

この記事はそんな方に向けて作成しました。
※この記事は2019年大会に参加した経験から作成しています。

The 9 Dragons Ultraはこんな大会

2019年で3回目、2月頃に開催される香港のトレイルレースがThe 9 Dragons Ultra。香港の2月は気候がちょうどよくトレイルのハイシーズンです。

深夜0時にスタートする50mileレースは距離89.6kmで累積標高5070m。50mileレースの翌日にスタートする50㎞のレースは距離53.5㎞で累積標高は3550mです。メインレースは50/50と呼ばれる、2日連続で50mileと50kmを走るレース。50mileと50kmに単体で出場することもできます。

2019年のエントリー数は、50/50が192人、50mileが164人、50kmが361人。50mileは深夜スタートのため、朝スタートの50㎞が一番人気のようですね。運営が丁寧かつアットホームでトレイルランニングへの熱を感じる大会です。

Tシャツで走り出せる気候と、香港の中心部から電車で気軽にアクセスできる立地も相まって海外からの参加者が多いのも特徴。日本人も10人以上参加していました。

僕は2019年2月2日0時スタートの50mileの部に参加し35㎞地点でリタイアしました。走ったパートのコースインプレッションと、装備やアクセスの解説を中心とした参加レポです。

The 9 Dragons Ultraのくわしい情報

スタート時間

2019年

  • 50mile   2月2日 午前0時
  • 50km     2月3日 午前7時30分

コース(50mile)

距離:89.6㎞
累積標高:5070m

第三関門(約35㎞)にてリタイアしたのでコースの全ては体験できませんでした。香港トレイルの特徴と序盤のコースの印象を中心に書いていきます。

9dragonsultracourse

50mile高低図 出典:The 9 Dragons Ultra Webサイト

★香港トレイルの印象

よく整備されています。レースのために切り開いたわけじゃなく、トレッキングコースとして親しまれているトレイルなので走りやすいですよ。

そして階段が多いのが特徴。石段や木段などバリエーション豊かでしょっちゅう現れます。慣れていないと階段の下りがキツイ!段差が大きいものが多く歩幅の調整が必要で、精神的にも消耗することになります。

★第3関門(約35㎞地点)まで

コースプロフィールを見ると、スタートから20㎞地点までずっと登りに見えます。しかし、実際には本格的な登りは15㎞以降で、それまではフラットと下り、登りがバランスよくミックスされたトレイル。約15㎞地点からタイモーシャンの頂上付近までが舗装路の上りです。延々と上り続けるのでかなりきつい。

タイモーシャンの頂上からは2㎞弱が舗装路の下り。その後トレイルで一気に標高を下げます。ここは大きめの石がゴロゴロ転がるトレイルで足首をひねりやすい。ヘッドライトに加えてハンドライトも用意すると安心でしょう。

タイモーシャンの下りを終えると集落の中を走ります。集落内では犬に吠えられてビクビクしました。放し飼いの犬もいたので前方に注意しながら走るが吉。その後、高低差の少ないトレイルを少し走り第3関門で僕はリタイアしました。

★コースロストしやすい

トレイルだと主に木に吊り下げたテープ、市街地や舗装路では路面の矢印などを目印に進みます。特に市街地や舗装路はロストしやすいので要注意。僕も2回ほどロストしました。ちょっと油断すると地面のチョークを見落とします。

トイレ

50mileのスタート会場では施設内のトイレを使用可能です。レース中はトイレのあるエイドとないエイドがありました。

受付

スタート数日前から香港の中心部にあるランニングショップで受付しているほか、50mileはスタート前の22時15分頃からスタート会場で受付および必携装備の確認が行われました。

参加賞

オリジナルのバフ的なやつ・エイド用のシリコンカップ

そのほか、Tシャツやバッグなどは希望者が購入する形。50/50のフィニッシャーは、大会ロゴ付きのパーカーがもらえたようです。

スタート

50mileのスタートはのんびり。直前まで屋内のホールで過ごしていて、5分前にワラワラと移動してスタートします。

エイド

  • 50mile 7カ所
  • 50㎞  6カ所

エイドには水、スポーツドリンクのほかクラッカーやライスボール(酢めし)、フルーツなどがあり充実していました。エイドは関門も兼ねています。

荷物預け

50mileはフィニッシュ地点に輸送するバックと、第4関門(45㎞)に送るドロップバックを預けられます。50㎞はフィニッシュ地点に送るバックのみ。ドロップバックはありません。

アクセス

★50mile

50mileのスタート地点は鉄道の「元朗(Yuen Long)駅」からタクシーで10分ほど。香港は鉄道が発達していて本数も多いので、駅まで到着するのは容易です。僕は香港の中心的な繁華街「尖沙咀(チムサーチョイ)」に滞在。電車に乗り25分ほどで元朗に到着しました。

ただ、最寄り駅からタクシーに乗るのが意外に大変。駅周辺で流しのタクシーをつかまえようとしても全然止まってくれません。駅のタクシー乗り場に並ぶのが現実的で、この待ち時間がだいたい20分くらい。会場までの料金は日本円だと800円くらいです。

フィニッシュ地点からは、徒歩10分で「太和(Tai Wo)駅」に到着します。駅にさえたどり着けば電車もすぐ来るので、あとは困ることはないですよ。

★50km

スタート地点は50mileのフィニッシュ地点と同じ。50㎞のフィニッシュ地点は市街地から離れた場所にあるので、バスかタクシーで最寄りの駅まで移動することになります。

香港の気温

冬の香港は非常に過ごしやすいです。今年のレース期間中の気温は最低17℃/最高21℃くらい。深夜0時のスタート時でもTシャツ1枚で問題ありませんでした。

ただ、最初の山であり最高標高の「大帽山(タイモーシャン):標高957m」の中腹あたりから強風が吹き荒れて急激に気温が低下。レインウェアを着ないと凍える寒さになりました。寒がりな人は必携のレインウェアに加えて、アームウォーマーもあると安心です。

装備

2019年の50mileの必携品は以下のとおり。

  • 最低1リットル以上の水分
  • エマージェンシーブランケット
  • 携帯(充電が十分にされていること)
  • 防水加工がしてあり、フードのあるジャケット
  • ヘッドランプ(予備の電池か予備ヘッドランプも携行)
  • エイド用のカップ
  • IDカードなど(携帯に保存した画像も可)

水分については、エイドも頻繁にあるので1リットルあれば十分だと感じました。

★ストックはいるか?

ストック携行率が高い大会です。トップ選手の多くが携行していたことからも、香港のトレイルとストックの相性の良さが感じられます。

僕は持っていきませんでしたが、登りと下りがハッキリしたコースなのであったら楽かなと。ただ、木が生い茂っていてストックが邪魔になる場所も多いのでスムーズに出し入れできるような準備は必須でしょう。

宿泊

香港中心部の宿泊費は日本と同等か少し高いくらい。僕が泊まったゲストハウスは1泊2,500円で、6畳くらいの部屋に9ベッドを詰め込んだドミトリー。恐らくこれが底値付近です。少しちゃんとしたホテルに泊まろうと思うとそこそこします。大会側が用意するホテルを利用するのがリーズナブルで立地もいいかも。

大会Webサイト

https://www.the9dragons.asia/

思ったこと

香港まではLCCの航空券が往復で3万~5万くらい。交通網も整備されているので海外レースの中でも参加しやすい部類に入ると思います。

トレイル自体もよく整備されていて走りやすく、日本のトレイルに近い印象がありました。2018年の夏に出たマレーシアの大会がジャングルを進むコースでアドベンチャー感満載だったのに比べると競技性が高く、走れるパートも多いです。

フィニッシュ地点で無料でハンバーガーとビールが配られる(僕はたどり着けず…)など、ただ走るだけではなく楽しい大会を作り上げようとする姿勢が随所に感じられます。事前の情報提供も丁寧で、安心して参加できる海外レースでした。

僕は・・・

第三関門(約35㎞地点)でリタイア。体調不良により走り続けるのが難しくなりました。

深夜スタートのため当日午後着の便で向かいましたが、これもよくなかった。環境の変化に適応するために、少なくとも前日には入ってゆっくりする必要があります。当たり前ですが…。

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